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トップページ > 文豪コロシアム×創作論  > 寝倉響先生①

文豪コロシアム×創作論 

 寝倉響先生 

物語とキャラクター

 しがない小説家をしている寝倉響と申します。

 限られた文字数の中で創作論というものを書いていきます。少しでも誰かの参考になることが出来れば幸いです。ではどうぞ。

 

 僕が小説を書き始めたのは高校生の時。漫画が好きで、漫画家になりたかったが、なにぶん絵の才能がなく漫画の物語を文字として書いてみたのがきっかけだった。

 小説を全然読んでこなかった人間が小説を書くと、物語的には完結しているのに市販されている小説と比較して、有り得ないほど短い文字数で完結してしまったのだ。そんな僕は嫌々ながらも薄い小説を読んでみることにした。その結果、自分の頭の中で漫画と小説の区別がきちんとできていないことがわかった。ご存知の通り漫画はキャラクターのセリフがメインで、その場の情景やキャラクターの表情は絵で表現されているため、わざわざキャラクターに語らせる必要がない。しかし小説は文字だけのため、漫画との違いは明白である。

 改めて自分の書いた小説を読み返してみると何をして何が起こったのかといったような表面的なことしか書いていなかった。書いている自分自身は頭の中にキャラクターが存在して動いているのだから、どんな表情をしているのか、どんな場所でどんな行動をしているのかを理解はしていたが、それを小説として書き起こすことが出来ていなかった。

 その当時の情景や状況なども繊細な表現をすることで読み手の想像力を掻き立てることを学び、丁寧で分かりやすい描写で書き加えることで今までスカスカの骨だけだった小説が、ほんのり肉の付いた骨付き肉へと変わっていったのだ。

 小説がしっかりとした骨付き肉へ変わったことで、物語としての密度も格段に向上した。   

 次にキャラクター作りが重要だと僕は考えた。しかし僕が小説を書き始める順序にキャラクター作りという選択肢は入っていなかった。

 小説の書き方は作者によって千差万別で、さらに書く小説の内容によっても様々である。僕はまず大まかな物語を考え、とりあえず書いてみることから始める。もちろん途中で行き詰ることはあるが、そうしたら原点に戻り最初に考えた物語から起承転結を書き出して改めて執筆に戻る。しかし、前述したとおり、その過程にキャラクター作りという工程はなかった。

 もちろん売れていて映像化されている作品のキャラクターはどれも魅力的であるが、僕はそれが一番ではないと感じていた。僕が一番大事だと思うのは物語である。魅力的なキャラクターは魅力的な物語を作ることによって自然と頭の中に浮かんでくるものだと思うからだ。

 魅力的な物語が柱として存在すると、そこに登場するキャラクターは薄いものでは潰れてしまう為、自然と強いキャラクターが必要となってくる。

 まずメインキャラクターは登場回数も多いため、心情をこと細かく書く必要がある。そんなキャラクターを自分とかけ離れた性格にしてしまうと、どこかで必ず行き詰まる場面が出てきてしまうからだ。それに荒唐無稽すぎる性格のキャラクターをメインと据えてしまうと読み手の共感を得られることなく読者が離れてしまう要因となりかねない。その為、一番身近である自分自身を何かしら投影したキャラクターが一番書きやすいだろう。メインが出来ればサブも自然と産まれやすくなる。

 

 物語とキャラクター。

 どちらが先か。

 

 僕のように物語からキャラクターを作る作者もいるだろう。しかし先に作者が理想とするキャラクターを作ってから、そのキャラクターが活躍できるような世界観や物語を肉付けしていくという書き方をする作者もいる。どの方法が自分に合っているのかを模索する為にも色々な方法や順序で物語、キャラクターを作っていくのが良いかと思う。

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