第1回文コロ短編賞
結果発表!
第1回文コロ短編賞
結果発表!
〈あらすじ〉
国民的アイドル、弓崎あゆみ。 いつだって、姫野栞はその「そっくりさん」だった。 貧しい母子家庭に育った栞は、大学の奨学金を返済するため、己の体を鬻ぐという選択をする。 『あゆ』という源氏名で風俗店で働く日々。 栞はあゆみに瓜二つのキャストとして、人気を獲得していく。 そんな中、彼女は自分に一卵性双生児の妹がいることを母から報される――
〈あらすじ〉
私の枕元にアイツが現れた夜は、毛布を頭まで被ってやり過ごす。子供のかくれんぼのように。 手元には、一本のVHSのビデオテープ。アイツが私を訪れるようになったきっかけは、そう、1988年の9月、私が中学校2年生の時の出来事だった――
以上、4作品を第1回文コロ短編賞受賞作品として選出いたしました。
本作品と、第2回文豪コロシアム 優勝作品である「桜の樹の下に死体を埋めた話」の5作品を、2025年11月刊行予定の「文コロ短編集① 『桜の樹の下に死体を埋めた話』 」に掲載予定です。
第一回文コロ短編賞の最終選考は、選考委員の皆さまにご参加いただき、座談会形式で実施いたしました。
選考委員:
とびらの 先生(作家)
肥前文俊 先生(作家)
平林緑萌 先生(合同会社志学社 代表取締役、作家、編集者)
上城友幸 先生(舞台脚本家)
山口亮太 / でもん(株式会社ウエトマエ 代表取締役)
約3時間にわたる熱のこもった話し合いの末、「読者に届けたい物語は何か」という視点から、1作品ごとに丁寧に意見を交わし、時に意見がぶつかりながらも、全員で納得のいく4作品を第1回文コロ短編賞の受賞作として、選出しました。