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トップページ > 文豪コロシアム×創作論  >岩橋愛璃先生

文豪コロシアム×創作論 

岩橋愛璃 先生 

書き始めること

 私はまだまだ未熟な作家です。私が言えることは、当たり前で基礎的なことしかありません。しかし、これからどんなに名のある作家になったとしても、基礎を忘れない作家でありたい。自分用のつもりで、私の創作の根幹の部分をここに書き記します。それが誰かの道しるべとなれば幸いです。


 小説を書くにあたって、まず大事なことは「書き始めること」と「完結させること」だと思います。「そこから?」と言いたくなるような話ですが、これがなければ始まらないし終わりません。特に私のような怠惰で腰の重い人は、書き始めることが大変だったりします。今回は怠惰な人向けに、どれだけ「小説を書き始める」のハードルを下げられるかという話をさせてください。


 小説の書き方には、それぞれのスタイルがあります。スタイルは千差万別ですが、大きく「最初にプロットを書く人」と「書かない人」で、まずは大きく分かれるでしょう。小説を書くセオリーとして、プロットは最初の重要項目として登場しがちですが、私は書き始めに書かない派です。単純に面倒くさいからというのもありますが、私が「最初にプロット」を避ける大きな理由は、プロットだけで力尽きてしまうこと、満足してしまうことを避けたいからです。


 小説を書くという行動の始点はどこでしょう。少なくとも私は、プロットを書いた段階では、小説を書いたとは言えません。本編を書くことが「小説を書く」の始まりだと思っています。プロットを否定するつもりはありません。プロットは絶対あったほうがいい。 ただ私は最初にプロットを用意する必要はないと考えています。「プロットを書かなければ」という意識が、小説を書き始めることのハードルになっているのなら、やらなければいいと思うのです。最初にプロットを書いて、本編も問題なく書ける人は、その方がいい。


 私も書き始めにプロットは書きませんが、中盤あたりで用意することはあります。書き始めるハードルを乗り越えてから、物語を整理するため、思いついた先の展開を忘れないために用意します。プロットを準備の一つにしてしまうと、どうしてもハードルが上がってしまう。ようは物語を始めて、終わりまでもっていけばいいので、それができる最低限のことしか私はやりません。もちろん、こんなやり方で、緻密に練られた世界観のファンタジーや、巧妙な手口で繰り広げられるミステリーを描くのはなかなか難しく、物語の幅は狭まります。一長一短の手段ですが、私は小説を書こうという意識、創作のアイデアを、準備のハードルによって取りこぼしてしまうことが、何より恐ろしいのです。

極端な例かもしれませんが、私は主人公の名前さえ決めずに物語を書き始めます。思いついた時点で、スマホのメモに書く。両手が塞がっているときは、音声入力で書きます。そして基本的に、スマホとパソコンで共同編集できる媒体しか使いません。とにかく気軽さ重視で小説を書いています。寝転がって小説を書くこともあります。本当にだらしない作家です。しかし、執筆している姿など、誰にも見せません。皆に見せるのは出来上がった小説そのものです。執筆の環境にこだわる必要性は、もうほとんどなくなってしまいました。書斎や静かな縁側で、原稿用紙に万年筆で小説を書く時代は終わってしまいました。良くも悪くも、誰でもいつでも小説が書ける時代です。だからこそ、数が重要になってくるところもあると思います。数がたくさんあれば、複数の公募に送ったり、小説投稿サイトに複数の作品を載せることもできます。一つの小説を書き始めるハードルを下げて、たくさんの小説を世に送り出してみてください。

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