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文豪コロシアム×創作論 

岩橋愛璃 先生 

完結させること

 前回は、小説を書き始めるハードルを下げるために、最初にプロットを用意しない執筆についてお話しましたが、今回はそのやり方の弊害と、「小説を完結させること」について話します。


 プロットがないまま小説を書き始めると、大胆な書き直しが発生することもあります。 プロットを用意するより、書き直す方が大変なんじゃないかと思うかもしれませんが、最初にプロットを用意していなかったからこそ、書き直すという選択肢を取ることができると捉えています。最初に物語の道筋を立ててしまうと、それ通りに進まなければと思って、窮屈な執筆になる気がしています。もちろん、個人の好みによると思いますが、私は物語が動くままに書き続けて、その時ベストな選択を常に取り続けていたい。そのための書き直しなら、仕方ないと諦めています。


 そうは言っても、数万字にもおよぶ書き直しは、流石に心が折れそうになります。いっそ最初から書き直したほうがいいのではないかと思いますが、一度書いたものを全部捨てることは、あまりしたくありません。書き始めた時のファイルで、とりあえず完結まで書き進めます。とにかく完結まで書き切ること、書き始めのハードルを乗り越えた後は、これが一番の目標になります。


 小説を完結させることと、完成させることは、まったく別のものだと考えています。ケーキ作りに例えるなら、小説を完結させた時点では、まだスポンジケーキができた段階です。クリーム次第で、ショートケーキにもチョコケーキにもなれます。なんなら、ウェディングケーキにだってなれます。むしろ一番楽しい作業が、完結の先にあるのです。そう思うと、書き直しも乗り越えられます。私にとって、完結はあくまで通過点に過ぎず、完成までの短期的な目標の一つです。最初から100点を目指して書くと、相当しんどいです。初稿で完璧な小説が書けるわけがないのですから、とりあえず完結させた自分を褒め、あとから加筆修正していきます。加筆修正という名前から、悪いところを直すようなイメージですが、私はクリームをならし、飾り付けていくようなイメージで、比較的ポジティブに捉えています。そして完成した小説を、世に送り出していく。ケーキをホールのままお店に出すのが単行本で、切り分けて販売するのが連載といったところでしょうか。どちらにせよ、ケーキが完成していない状態で、販売することはできません。小説投稿サイトは、書きながら連載ができる場所です。それゆえに、未完のまま放っておかれている作品をよく見ます。ケーキ屋さんは、焼けていない生の生地を店に出すことはありません。最低限、スポンジケーキの状態でないと、店頭には並びません。小説も同じだと思います。きちんと自分の手の中で完結させて、それから世の中に送り届けてあげてください。



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